オレイン酸

アラキドン酸を減らした方がメリットのあるケースとは

アラキドン酸は、人間の健康のために必要となる、免疫の力を向上させる役割、乳幼児にとって、もっとも大切な、脳神経の発達のために、大きくかかわってくることが近年の研究によって明らかになった、脂肪酸のひとつでです。
脂肪酸は、脂肪をかたちづくっている、いわゆる部品のひとつで、炭素の配列によって、いくつかの種類に分類することができます。
脂肪酸は、常温で固まりやすい飽和脂肪酸と、固まりにくい不飽和脂肪酸の2つに分けられ、アラキドン酸は、DHAや、EPAなどと同じく、不飽和脂肪酸に分類されます。
分子の構造によってアラキドン酸は、w-6系という分類になっています。

アラキドン酸は、人間の身体だけでは、必要量を作りだすことができない物質で、さらに年を取るにつれて、身体の中のアラキドン酸はどんどん減っていきますので、アラキドン酸が含まれている食べ物から積極的に摂取して、どんどん補っていく必要があります。
アラキドン酸が多く含まれているのは、肉類や、魚類、乳製品などが挙げられています。
人間に必要な物質ですが、身体に良いからといって、むやみにアラキドン酸を摂取することは控えた方が良いこともあります。

あまり多量のアラキドン酸を摂らない方が、身体のために良い、とされるケースもありますので、該当する人は、過剰な摂取に注意をすることが必要です。
厚生労働省によって、はっきりとした目安が示されているわけではありませんが、n-6系の不飽和脂肪酸の目安は、男性では8~11グラム、女性では7~9グラムほどを摂取するのが望ましいとされています。
アラキドン酸は、1日に朝、昼、晩と栄養がきちんと摂れる食事をすることで、約150mg程度を摂取できると言われています。

アラキドン酸は肉や魚などに含まれていますが、それと共に脂肪分がありますので、肥満などにつながるおそれもあります。
メタボリックシンドロームなどを指摘されている場合は、アラキドン酸のサプリなどで補う必要もあります。